バックアップ ソフトウェア ベンダーの Acronis が、Ethereum ブロックチェーン上で安全なストレージ製品を発表 - Acronis Storage と Acronis Notary

Crazy Review : Acronis は、データ公証プラットフォームとしてブロックチェーンを使用する最初のデータ保護企業です。同社は、イーサリアムのパブリックチェーンを通じてデータを保護・検証し、データの不変性を実現できる新しいストレージソリューション「Acronis Storage」を発表した。ブロックチェーンは、これまでで最高レベルのデータの信頼性、プライバシー、データ保護をもたらし、ファイルはアップロードされるとすぐに「公証」され、数秒以内にブロックチェーン上に永久に保存されます。

翻訳:ニコール

バックアップおよびリカバリソフトウェアの代名詞とも言えるテクノロジー企業 Acronis は、データが Ethereum のパブリックブロックチェーンによって保護および検証される Acronis Storage という新しいストレージソリューションを発表しました。

ロシアで設立され、現在はシンガポールに本社を置くソフトウェア会社アクロニスは、2016年初頭に自社製品にブロックチェーン技術を適用することを公表した。この移行の目的は、データの不変性を実現することです。

2016 年 5 月、Acronis の幹部 John Zanni 氏は、同社のブロックチェーンによる安全なデータ ストレージ ソリューションの対象ユーザーは企業と個人であることを明らかにしました。ブロックチェーン ベースの製品ですでにタイムスタンプが付けられているファイル インスタンスには、変更ログとともに再度タイムスタンプが付けられます。ザンニ氏はまた、この検証は分散方式で配布されると付け加えた。

セルゲイ・ベロウソフ

アクロニスの共同創業者兼CEOのセルゲイ・ベロウソフ氏は、同社のブロックチェーンに対する熱意を強調し、次のように述べた。

「ブロックチェーン技術を最大限に活用すれば、データの信頼性、プライバシー、データ保護に対する前例のないレベルの制御が可能になります。」

ブロックチェーンに基づくデータ認証

現在、アクロニスは「世界初のブロックチェーンベースのデータ認証ソフトウェア定義ストレージ製品」を開発中であると発表しました。 Acronis が提唱するデータの信頼性は、分散型台帳が変更不可能なログを記録し、刻印された透かしが改ざんできないソフトウェア製品を通じて実現されます。

Acronis には Acronis Notary という製品もあり、そのブロックチェーンはデータを Ethereum ブロックチェーンに保存する前に、タイムスタンプ付きのハッシュデータを生成します。

基本的に、参加者がリポジトリにファイルをアップロードするたびに、そのファイルの「フィンガープリント」が Ethereum ブロックチェーンに書き込まれたファイル ハッシュに記録され、そのファイルはコンセンサス ルールによって検証されます。

ファイルがアップロードされると「公証」され、ファイルの指紋と永久記録が数秒でブロックチェーン上に保存されます。

ブロックチェーンのすべての参加者は記録の同じコピーにアクセスできるため、データは元帳のすべてのコピーによって検証され、すぐに利用できるようになります。ここで Acronis Blockchain のサンプルを試すことができます。

ヴィタリック・ブテリン

イーサリアムの創設者ヴィタリック・ブテリン氏は声明の中で次のように付け加えた。

「アクロニスは、ブロックチェーンをデータ公証プラットフォームとして使用する最初のデータ保護企業です。」

このソフトウェアメーカーは、ブロックチェーンベースの製品はデータ保護が必要なあらゆる業界に適用できると考えている。例としては、財産記録、知的財産関連文書、一連の証拠となる裁判所文書、さらには警察のビデオや防犯カメラの映像などが挙げられます。