ビットコイン企業ブロックストリームがシリーズA資金調達で5500万ドルを獲得

コインデスクによると、ブロックストリームは、AXAストラテジックベンチャーズ（フランスの多国籍保険会社AXAグループのベンチャーキャピタル部門）、デジタルガレージ（伊藤穰一氏が共同設立した東京を拠点とするオンライン決済会社）、香港を拠点とするホライゾンズベンチャーズが主導するシリーズA資金調達ラウンドで5,500万ドルを調達した。

その他の投資家には、AME Cloud Ventures、Blockchain Capital、Future\Perfect Ventures などが含まれます。

このニュースにより、Blockstream は 2 回の資金調達で合計 7,600 万ドルを調達したことになります。同社のこれまでのタグ付け技術はサイドチェーン製品であり、現在テスト中で、あるブロックチェーンから別のブロックチェーンに資産を移動できる。

プライベートブロックチェーンと許可型ブロックチェーンが最近注目を集めていることを踏まえ、Blockstream は相互運用可能なブロックチェーンがビットコインネットワークに機能を追加することを強調しようとしました。

ブロックストリームのCEO、オースティン・ヒル氏はCoinDeskに次のように語った。

「当社は、相互運用可能なブロックチェーンのビジョンを明確にした最初の企業の 1 つです。ブロックチェーンは 1 つだけではなく、多数存在します。」

しかしヒル氏は、同社はオープンソースのビットコインブロックチェーンの技術開発に引き続き注力しており、ブロックチェーンサービスにとって「最も成熟し、安全な」インフラだと述べた。

「私たちが望んでいないのは、人々が異なるプロトコルやテクノロジースタックに移行した場合に、最も強力で安全なブロックチェーンプロトコルが時代遅れになることです」とヒル氏は続け、次のように付け加えた。

「これらすべてのブロックチェーンが相互運用可能になることは社会にとって有益であると信じています。」

ビットコインとブロックチェーン

特にヒル氏は、ブロックチェーンのスタートアップ企業であるデジタル・アセット・ホールディングス（DAH）が、オープン・レジャー・プロジェクトの一環としてブロックストリームの技術を使用するという決定を引用した。 Linux Foundation が監督するオープンソース ブロックチェーン イニシアチブは、ビットコインのコードベースがビジネス アプリケーションにとってますます重要になっていることの一例です。

注目すべきは、このラウンドが Digital Asset の 6,000 万ドルの資金調達ラウンドの直後に行われたことである。一方、Digital Assetの許可型またはプライベートブロックチェーンソリューションは14の大手銀行とIBMの関心を集めたが、Blockstreamのラウンドの参加者のほとんどはベンチャーキャピタル企業であり、その技術はビットコインネットワークをターゲットにしていた。

しかし、ヒル氏の見解では、これらのプライベートチェーン企業はブロックストリームの競合相手ではない。

「時にはリスクを冒すこともありますが、Digital Asset の友人たちとも協力しています。彼らは私たちのコードにフィードバックをくれますし、私たちは彼らと会って全体的なアーキテクチャを見せてきました」とヒル氏は続けた。

彼はさらに次のように強調した。

「彼らが注目しているのは、私たちが注力しているものではないという兆候があります。シンジケート融資でブロックチェーンが使用されるのを嬉しく思いますが、私たちの背景はまったく異なります」と同氏は付け加えた。

ビットコインの推進

ヒル氏はさらに、今回の資金調達はビットコインエコシステム全体に対する信任投票となるだろうと述べ、ビットコインの基盤となるコードはプライベートまたは許可型ブロックチェーンソリューションにも広く利用されるようになると確信していると語った。

「ビットコインは最も成熟したブロックチェーンプロトコルであり、20億～70億ドルのセキュリティ報奨金制度を実施しており、長年にわたって人々に大きな信頼を与えてきた」とヒル氏は説明した。

元記事: http://www.coindesk.com/blockstream-55-million-series-a/
ピート・リッツォ
翻訳者: Satuoxi
出典（翻訳）：バビット情報（http://www.8btc.com/blockstream-55-million）