イラン政府、仮想通貨マイニングを産業活動として認める

レイジレビュー：IIDOのメフル通信社が7月29日に発表したレポートによると、イラン政府は暗号通貨のマイニングを産業活動として認めている。この決定は、今週末、イランのハサン・ロウハニ大統領が議長を務めた日曜閣議でなされた。

翻訳:ペニー

IIDOのメフル通信社が7月29日に発表したレポートによると、イラン政府は暗号通貨のマイニングを産業活動として認めているという。この決定は、今週末、イランのハサン・ロウハニ大統領が議長を務めた日曜閣議でなされた。

暗号通貨合法化への第一歩？

報告書によれば、採掘は正式に認可されているため、活動に携わる団体はイランの産業鉱山貿易省から許可を取得する必要があるという。

Mehr Newsは、多くの専門家がこの動きを暗号通貨合法化への第一歩とみており、この資産クラスは米国による同国への制裁の壊滅的な影響を相殺するために使用できる可能性があると指摘していると主張している。

それでも、政府の決定は、国内取引における暗号通貨の使用は依然として違法であり、政府や地元の銀行部門からの保証なしに業界に従事する者がリスクに責任を負うことを強調した。

メフル通信社によると、イランの補助金付き電気料金は現在1キロワットあたり0.5セントだが、このため中国などの鉱山拠点の採掘業者が操業をイランに移転する事態にまで発展したという。

鉱業に対する姿勢の変化

すでに報道されているように、イランの電気産業グループは最近、鉱山労働者向けの電気料金を1キロワットあたり7セントに引き上げる意向を明らかにした。当局は、国内で高まる鉱業人気の対処方法について議論を続けており、ある政府大臣はイランは「鉱夫の楽園」になったと述べている。

仮想通貨マイニングを認可する計画のニュースは、イラン中央銀行のアブドルナセル・ヘマティ総裁が経済委員会がこの案を原則的に承認し、今後の議論のために内閣に提出すると述べたことを受けて、今月初めに浮上した。

ヘマティ氏の声明によると、同委員会は「暗号通貨産業はイランにおいて正式な産業として認められ、国が税収や関税収入を活用できるようになるべきだ」と考えている。

当局は今夏初め、無許可の採掘を取り締まり、現在は閉鎖されている2つの工場から約1,000台の採掘機を押収し、計画されているエネルギー価格の値上げに先立ち採掘者への電力供給を停止した。